2010年12月6日月曜日

読書の秋

 ブログを通じてのネットワークの広がり、そのお一人に「ランスケ」さんがいる。この方は趣味多才、感性抜群で読書家でもある。この方の紹介は今回はこれくらいにしておこう。この方に梨木香歩さんのエッセイを紹介された。私は人の話にすぐ感化され(つまり野次馬)飛びつく癖がある。        

 早速、本屋さんに行くが、これが小さな街のつらさ、在庫がない。「お取り寄せできますが・・・」の店員さんの声もむなしい。おそらく2週間程度かかるであろう。家に帰り、ネットで注文した。送料無料で明くる日手に入れることができた。

 さっそく読破、何度も何度も読み返した。流れは違っていても、梨木香歩さんの言いたいことはよく分かる。自分を自然の中に置き、周りを見ながら話を進めていく手法。彼女の対談のサイトがあるので興味がある方はどうぞ。このエッセイで言葉の美しさを改めて感じた。





2 件のコメント:

ランスケ さんのコメント...

鬼城さん、梨木香歩の紹介ありがとうございます。

筑摩書房の著者インタヴュー初見でした。
読み進めてゆく内に、その自然に対するスタンスの著者との親和性にびっくり。
10年来続けてきたHP「石鎚山の四季」で、毎回綴ってきたことが、よくある山行記ではなく、自然の中に身を置いての内的な心象や風景のなかに見い出した物語性だったからです。

なるほど、その文章や物語世界に惹かれてきたのも道理です(笑)
梨木香歩は本来、児童文学出身の作家です。
少女たちの永遠のベストセラー「西の魔女が死んだ」や「裏庭」等の初期の作品たちも大人の錆付いた感性に新鮮な感動をもたらしてくれる優れた物語世界です。
ぜひ御一読を。

木下さんの新聞記事の添付ありがとうございました。
コメント欄に木下さんが書いた文面そのままでしたね。
確かに誰かが発言しなければならない事です。

鬼城 さんのコメント...

 梨木香歩ワールドに染まりそうです。何かきっかけがあるとのめり込み、次の目的に・・・この繰り返しの人生です。人は移り気と呼んでいますが、いろんなことを吸収しないと生きている価値はありませんからね。

 誰かが発信しなくてはいけないこと。大事なことですね。