聞き慣れない用語でしょう。実は私には狭心症の診断があり、ここ数年、精密検査のためコロナリーCTにかかっています。ちょうど仕事に一区切りついたので予約を入れ、検診に市立宇和島病院に行きました。12時が予約時間、2時まで点滴を打ちCTスキャン室に入りました。息を止める練習をし、本番。ニトロ、造影剤の投与があり無事終了なんですが、診断は明日のお楽しみだそうです。
心臓の冠状動脈の状態把握はカテーテル検査が主流だったのですが、3日ほど入院せねばならないのと動脈に管を差し込むため血管をふさぐのに数時間かかり痛みを伴う。そこで開発されたのが、コロナリーCTです。心臓を輪切りにした映像を取り込み、それを立体化する。それも裏側まで見ることができるんですよ。心臓を取り出すと言っても過言ではありません。また、どこの血管をクリックしても血管のみを取り出せるし、曲がった血管を直線にすることもできる。それ以上にすごいことは、血管のどこの部分でも輪切りにし、血管内のコレステロールの貯まり具合も観察ができることです。狭窄率が大きくなれば血管を広げる手術(カテーテル)が必要になってきます。明日の診断でそうならないことを祈るばかりです。
スキャンニングしたものは安心して検査を受けるためのマニュアルです。