宇和島市には弁天町という名前の町がある。ここには弁財天、いわゆる弁天さんが祀られている。住吉山に登った帰り道、ふっと目をやった先に神社があった。小学生のころ、八幡神社の秋祭りに祖母に連れられていった築地の端の御旅所(御輿や四つ太鼓の休憩所)である。神社は新しくなり、境内は子ども達の遊び場になっている。取り囲んでいる塀の上には6柱の神様が・・・あと一つは? 弁財天、つまりご神体。
七福神(しちふくじん)とは、福をもたらすとして日本で信仰されている七柱の神である。
恵比寿
古くは「大漁追福」の漁業の神であり時代と共に福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす、商業や農業の神となった。
大黒天
インドのヒンドゥー教のシヴァ神と日本古来の大国主命の習合。大黒柱と現されるように食物・財福を司る神となった。
毘沙門天
元はインドのヒンドゥー教のクベーラ神で、これが仏教の神のヴァイシュラヴァナ(多聞天)になり日本では毘沙門天と呼ばれる。
弁才天 (弁財天)
七福神の中の紅一点で元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー神。七福神の一柱としては「弁財天」と表記されることが多い。
福禄寿
道教の宋の道士または、道教の神で南極星の化身の老子である寿老人の別名または同一神とされる。
寿老人
道教の神で南極星の化身の老子。
布袋
唐の末期の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したといわれる。布袋 唐の末期の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したといわれる仏教の僧。
弁天神社由来
弁天神社境内
布袋尊 寿老人
恵比寿天 福禄寿